fusachikoの日記

会社を辞めて、外国へ。

幸せのハードルが低いと生きやすい

こないだこんなブログを書いたけど、 割とあっさり希望が通った。とりあえず一安心。

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年収含む条件について詳しく教えてもらう中で、1社目の待遇が悪いと幸せのハードルが下がって生きやすいことを再確認した。

 

前にも書いた通り、私が新卒で入った会社は、ゴリゴリの営業会社で、典型的な長時間労働体質。 

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営業で売れればインセンティブがつくけど、普通の営業や編集含むスタッフの年収はそこそこ。もちろん残業代はでないから、時間あたりで考えたら決して高単価ではなかった。

 

そもそも入社前にリーマンショックが起きて会社がつぶれかけたために、突然新しい階級ができて初任給は1万円減少。紙は4upで白黒両面印刷が推奨され、間違ってカラー印刷をしようものなら殺されそうな剣幕で怒鳴られたし、トイレの手を拭く紙のそばには「1枚で十分手が拭けます」と注意書きが貼ってあった。当然のように夏のボーナスはカットで、かろうじて支給された冬のボーナスは1万円。幼稚園生のいとこの子供のお年玉より少なかった。

 

そんなんだから、「待遇は悪いのが当たり前」くらいに思っている節がある。そのぶんたくましく生きれている面はあるし、今回も「残業代が支給される」と聞いて小躍りした。夢の残業代!

 

ブラック企業だなんだと騒がれているし、あまりにひどい会社は消滅すればいいと思っているけど、最初に待遇の悪い会社に入るのも悪くない。選んだ道を正解にするかどうかは自分次第としみじみ思う、晩夏の夜。

オーストラリア人が白人とは限らない

日本に住んでいるのは、ほぼ全員日本人の顔をした日本人だ。ハーフやクウォーターもいるけど、大多数は見た目で日本人とわかる。

 

ところがオーストラリアの場合、留学大国で移民国家だから、いろいろな見た目の人が生活している。国自体も建国から100年ちょっとでまだ若い。つまり、オーストラリア人を2世代ほど遡れば、イギリス人だったりイタリア人だったりする。

 

そんなもんだから、まず見た目で誰がオーストラリア人なのかは判断できない。独自の言語があるわけじゃないから、話をしたとしても、せいぜいなまりやアクセントで推測するくらい。結局は「どこの国の人?」と聞くまで、その人の国籍はわからない。

 

最近、オーストラリア人とデートをしている。

 

日本の友達にこう言うと、相手は白人だと勝手に思い込む。でも、わたしがデートしているオーストラリア人は、香港人の両親を持つオーストラリアで生まれ育ったオーストラリア人だ。つまり、見た目は完全にアジア人。

 

少し前にミスユニバースの日本代表にハーフが選ばれたかなんかで、「ハーフは果たして日本人なのか」みたいな議論があったけど、オーストラリアで生活してみた今、この議論への印象は以前と異なる。

 

前は「紛れもなく日本で生まれ育った人なのに、なんてひどいことを言うんだろう」としか思わなかったけど、今はそう思うのも仕方がない気がしてしまう。だって、わたし自身がアジア人の見た目のオーストラリア人のことをオーストラリア人と認識し切れていない。ほとんど日本人しか住んでいない島国日本では、「見た目が日本人じゃないけど日本人」という人にまず出会わない。だから日本人は、「見た目がいわゆる○○人ではない○○人」に慣れていない。

 

もちろん日本で生まれ育ったわたしもその一人なわけで、友達に「オーストラリア人っていっても両親が香港人だから見た目はアジア人なんだけどね」といちいち注釈を入れたびに、なんだか違和感を感じている。

「根拠のある希望年収額」を算出するための試行錯誤

転職した前職の上司に「日本に帰ってくるなら一緒に働かないか」と声をかけていただき、スカイプで話をした。

 

7年近く転職サービスを展開している会社にいたけど、一番いい転職の方法は縁故採用だと思っている。わたしのことを知った上で誘ってもらえるというのは本当にありがたいことだし、相手が信頼していた元上司とくれば、こんなに光栄な話はない。だから詳しい仕事の内容や条件を聞く前から、そこで働く意思は自分の中で固まっていた。

 

そんな感じだったからスムーズに話は進んで、次回は条件のすり合わせ。要は年収だが、希望年収額をどう提示したものか、頭を抱えてしまった。

 

「前職が○○○万円だったので、このくらいほしいです」というのは簡単だけど、これまでの年収額はわたしにとって重要なだけで、転職先の会社にとっては関係がない。そもそも「前がこうだったから」なんて理由は、いかにも仕事ができなさそうでかっこわるい。

 

同業他社や同じ職種への転職であれば、「同様の仕事の経験があるから前職と同じ額を希望します」といった具合にこれまでの仕事と比較して設定できるけど、今回の場合はこれまでやってきた仕事と職種も業界も違うから、比較はできない。

 

そこでとりあえず、これまでやってきた仕事を洗い出してみることにした。その会社で求められるスキルや活かせそうな経験、自分の強みなど、どうにか次の仕事とこれまでの仕事の共通点を見出そうという作戦だ。

 

わたしとしては前職の年収と同額を希望したい。職種も業界も異なるから年収アップはおこがましいし、むしろ下がっても仕方がないところだけど、仕事の難易度と責任の範囲は前職を上回るから、下げたくはない。決して高給取りだったわけじゃないし、転職業界に長くいた肌感覚からいっても、まぁ妥当な額だと思う。

 

ただ、共通点を見出したところで結局は他業種・他職種なわけだから、「これだけ共通点があるから」という理由は、これまでと同額の年収を希望する根拠にはならない。また行き詰まってしまった。

 

最終的には、ここに書いたまま伝えることにした。業種も業界も違うから本来は年収ダウンもやむを得ないけど、仕事の難易度も責任も前職より上だし、こういう共通点があってこういうところは活かせそうだと思っているから、前職と同額を希望したい、といった感じだ。「入社後の働きぶりを見て昇給してくれるなら、スタート額は下がっても構わない。下がった分は勉強代だと思って頑張ります」という一言も添えた。変に高い額で入社してハードルを上げるよりいいし、「仕事ができれば昇給してほしい」という希望をやんわり伝えることもできる。なにより自分の性格を考えれば、昇給がチラついてる方が燃える。

 

会社ごとに給与水準は違うし、ゲームみたいに数字で能力は表せないし、年収額にも計算式はない。希望額の根拠を提示できれば十分なはず。そういい聞かせて、メールを送った。さてどんな返事がくるやら。

道重さゆみのビジネスセンスはすごいと思う

わたしの妹は辻ちゃん加護ちゃんのころからモーニング娘。が好きで、中でも道重さゆみの大ファンだ。CDや写真集を買うのは当然のこと、握手会や一緒に写真が撮れるチェキ会に足げく通い、遠方だろうと行ける限りのコンサートに行っていた。

 

卒業発表されたときにはテレビの前で文字通り号泣していた。「そろそろだと思ってたけど、こんなにさみしいなんて思わなかったぁぁ~さゆぅぅぅぅうわぁぁあああん」と泣き叫ぶ妹に、わたしと母は引いていた。

 

このおよそ半年後、そんな妹の影響でわたしもモーニング娘。にはまっていくことになるのだけど、それはまた別の機会に書くとして、要はうちの妹は道重さゆみに心臓を捧げている。

 

だから当然、道重さゆみがブログを更新した当日から復帰し、今に至るまでの動向はすべてチェックしているし、「SAYUMINGLANDOLL~再生~」にも初日から駆けつけた。その影響でわたしも彼女に関連するWeb記事をチェックしているんだけれども、この発言にしびれてしまった。

 

「アイドルというか“かわいい”という新しいジャンルで頑張っていきたい。歌手とか女優ではなく“かわいい”という立ち位置です!」

(引用元:ORICON NEWS

 

道重さゆみは本当に頭の良い、ブランディングが上手な人だと改めて思う。バラエティ番組でナルシストぶりを全面に押し出し、嫌いな女ランキングで上位にランクインしたこともあったけど、おかげで「道重さゆみ=かわいいって言ってる人」と一般に広く認知される結果となった。モーニング娘。人気が低迷する中であっても知名度をキープできたのは間違いなく彼女の作戦勝ちだし、今ではアイドルから「憧れのアイドルは道重さゆみさん」と言わしめる存在だ。

  

そんな彼女が今回どういう形で復帰するんだろうと思っていたら、この発言だ。しかも「『コンサート』でも『ミュージカル』でも『ディナーショー』でもない、音と光、そして映像が織りなす新しい世界」と銘打った復帰公演「SAYUMINGLANDOLL~再生~」は、妹いわく「かわいいどころじゃなかった。極度にかわいい。圧倒的さゆ」。観た翌日は「かわいさに二日酔いしてる感じ」だそうだ。完璧じゃないか。

 

まだモーニング娘。リーダーだったときから、彼女のプロ意識の高さやリーダーシップには惚れ惚れしていたけど、ソロになった今、今度は彼女がどう自分自身をブランディングし、世の中に受け入れられていくのか、これからすごく楽しみだ。

女友達を作るのが難しい2つの理由

女友達を作るのが苦手だ。対男性の場合は、わたしが女であるというだけで好意的に見てくれるし(実際はそんなことないのかもしれないけど体感として)、最初から本当の意味での友達にはなれないと思ってるから、気負わずに気楽な気持ちで接することができる。 

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でも、女性とのコミュニケーションは変に緊張してしまう。理由はたぶん2つあって、一つは、関係性の問題。まず、物理的にも精神的にも距離が近い。温泉に行けば裸でお風呂に入るし、泊まりなら部屋だって一緒だ。酒でも飲みながら打ち明け話をしようものなら、その打ち明けっぷりは凄まじいものがある。

 

そして、その関係性は長期に渡る。職場や学校で出会う人ならなおさら日常的に顔を合わせるわけで、特に女性はグループを作りがちだから、1回しくじって悪印象を持たれてしまうと致命傷になり得る。過去にいじめられたり仲間外れにされた経験があるわけじゃないのに、変なプレッシャーを感じてしまう。

 

もう一つは、社会人になってからの女性のタイプが「仕事好き」と「仕事嫌い」の大きく2種類に分かれること。男性にも双方のタイプがいるけど、「仕事が好きだろうと嫌いだろうと、働くのが当たり前」という価値観がベースにあるから、どちらのタイプも「働き続ける」という共通点がある。(最近では専業主夫の男性も出てきているけど)

 

一方の女性はというと、「仕事嫌いだから結婚して専業主婦」という、「仕事をしない」生き方が選択肢にある。つまり、そもそも仕事に対してのスタンスに共通点がない。(ここでいう「仕事をしない」は、「収入を得るための活動をしない」の意味で、専業主婦が働いていないということではない)

 

わたしは海外生活中に初めてホームシックになった理由が「仕事がつまらない」だったくらい、仕事の重要度は高い。 完全に、仕事好きタイプだ。

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だから、仕事嫌いタイプの子と話すときは、話題選びや話す内容にすごく気を使う。さらに困ったことに、相手のキャラが立っていたり熱く語り合える共通の趣味でもあればまた別だけど、大抵話していておもしろくない。バカにしてるわけではなくて、例えばアウトドアが好きで毎週末キャンプに行く人とネットが好きで1日中パソコンの前にいる人では話がかみ合わないように、わたしの人生にとって重要な要素である仕事の話ができないから物足りない。

 

一人くらい仲良しの日本人の女友達がいたらシドニー生活はもっと楽しいだろうなぁと思うから、日本人の集まりにちょこちょこ参加しているけど、日本人のコミュニティにくる女性には仕事から逃げてきたタイプが圧倒的に多く、消極的な子も多い。わたしはわたしで初対面の女性に緊張してしまうから、会話は盛り上がらず、疲れて終わる。女友達を作ることの、なんと難しいことか。

 

ミーティングの時間を守らない人は相手のことを舐めている

基本的にミーティングが好きではない。人数が多くなればなるほど、すでに知っている内容が共有されたり、自分には関係のない話を聞かなければならなかったり、どうしても無駄なことが多くなる。

 

中でも惰性でやっている定例ミーティングやダラダラした話し合いが本当に嫌いで、時には「わたし、このミーティングに参加する必要ないですよね?」と言って退席することもある。我ながら恐ろしく偉そうな物言いで書きながらぞっとするけど、無駄な会議に出て時間を浪費した上にストレスを溜めて態度が悪くなるよりかはずっといい。たぶん。

 

そんなんだから、終わりの時間を平気で無視して延長する人が許せない。しかもそういう人に限って開始時間通りに会議室にこない。平気で数分遅れてくる。これまた、許しがたい。そしてこういう態度の人は、上の人間に多い。

 

人を集めてミーティングをするということは、その人たちの業務時間を奪っているということ。もちろん話し合いが必要なことはあるし、時に遅刻したり長引いてしまったりすることがあるのもわかる。でも仮にミーティング相手が社長や取引先の人だった場合、少なくとも遅刻はしないはずだし、最初に何時まで時間をもらえるのかを確認するのではなかろうか。なのに、相手が部下になった瞬間に時間をないがしろにするのは、相手を舐めているとしか思えない。

 

相手が誰であろうと、時間通りに始めて時間通りに終わらせるのが、人に対する礼儀なはず。30歳になって初心を忘れがちな今こそ、時間を守るという当たり前のことを大切にしたい。

シドニーの「Wet'n'Wild」はやっぱり期待値を下回った

Wet'n'Wildに日曜日に行った。ウォータースライダーがあるウォーターテーマパークだ。

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楽しかったけど、金額が異常に高い。チケットはシーズン終わりだったからグルーポンで40ドルだったけど、定価は79ドルだ。ディズニーランドくらいする。

 

たしかにスライダーは楽しかったけど、言ってしまえば、まぁ、こんなもんだよねっていう感想。サクサクいろんなスライダーを滑れればまた違った感想なのかもしれないけど、シーズンを外れている今の時期ですら、待ち時間は30分〜1時間。並ばずにいけるファストパスもあるけど、それを予約するのに20分くらい並ぶ。結局5時間で5本しか滑れなかった。

 

しかもサーフィンの疑似体験ができるアトラクションや、バラエティ番組の「世界の果てまで行ってQ」でウッチャンと宮川大輔と手越がやっていた3人で空をスイングするスカイコースターは別料金。

 

前に「期待値を下回るのはオーストラリアあるあるだ」って書いたけど、 

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まさに下回った。ある意味期待を裏切らないオーストラリア。