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fusachikoの日記

会社を辞めて、外国へ。

日本人は無意識に「白人がすばらしい」の世界に生きている

メルボルンに行く友達に「シドニーよりも黒人が多かった」と言ったら、「えー最悪」という返事が返ってきた。理由を聞くと「怖いから」。そういうイメージはたしかにある。よくわかる。でも、けっこうビックリした。

 

黒人をひとくくりに「怖い」とまとめるのはすごく乱暴だし、なにより人種差別だ。そもそも、よく考えると怖いと思う理由もよくわからない。

 

アラブ系の人であれば「テロのイメージがあって怖い」とか、アメリカ系の人であれば「レイプのイメージがあって怖い」とか、南米系の人だったら「南米は治安が悪いイメージがあるから怖い」とか、そのイメージが合っているかはさておき、それぞれ怖い理由がある。でも黒人を怖いと感じる理由の多くは、「なんとなく怖い」程度のものじゃないのか? その子も実際に黒人によって怖い経験をしたことがあるわけではないのに、無意識に怖いというイメージを抱いている。ただの先入観。それはものすごく危険なことなんじゃないか。

 

一方でその子は白人とは関係を持ったことがあるという。前にも思った以上に白人男性とセックスをする日本人女性が多いことに驚いたけど、彼女も白人に対しての恐怖心はないと話す。

fusachiko.hatenablog.com

 

オーストラリアに来る前、わたしは冗談で「次会うときは金髪の子供抱いてるかもしれないっす!」なんて周囲の人に言っていて、周りも「イケメンの外国人彼氏できたら教えてね!」と返してくれていた。わたしも周囲の人も、ここでイメージしてる外国人は白人だ。アジア人でもアラブ人でも黒人でもなく、白人。

 

こっちで生活していて、金髪の白人とコミュニケーション取るときになんとなく萎縮してしまう、ということに気づいた。アジア人や髪が黒い欧米人は大丈夫だけど、金髪で青い目の、いわゆる「白人」には緊張する。

 

どうやら、わたしは知らない間に「白人が優位」の世界で生きてきたらしい。

 

考えてみれば広告に出てくる外国人モデルはまず白人だし、わたしが見たことがある海外セレブもほとんどが白人だ。仕事でイメージフォトを探すときも白人の写真を選んでいたし、イケメン外国人といえば「金髪で青い目の白人」で、両親に結婚相手が外国人だったらどうする?と聞いたら、「白人ならいいけど、結婚相手が黒人やアジア人はちょっと嫌」と言われた。

 

もともと白人男性に憧れがあるわけでも、欧米の映画や文化が好きなわけでもないわたしですら、こうだ。アメリカの警察が黒人を射殺したといった白人と黒人の人種差別に関するニュースを見ていて、「別にわたしは差別してない」と思っていたけど、人種に対する先入観や無意識のイメージは知らず知らずのうちに植えつけられている。

 

本当に、とても怖いことだと思う。