fusachikoの日記

会社を辞めて、外国へ。

「処女航海」「処女作」が童貞ではなく「処女」な理由

今朝、ルームメイトのデンマーク人とオーナーのオーストラリア人が「言葉のジェンダー」について話していた。フランス語やドイツ語にある、女性名詞、男性名詞、中性名詞と呼ばれるヤツだ。

 

「日本語にジェンダーはある?」と聞かれ、「物は物だから、ジェンダーはない」と答えたけど、よくよく考えてみると、性別のイメージがある名詞もある。「母なる海」とか「雄々しい山」とか。

 

あとは、「処女航海」や「処女作」なんて言葉もある。そういえばなんで処女なんだろうと思って調べてみたら、どうやら語源は英語らしく、英語ではそれぞれ「maiden voyage」「maiden work」というらしい。「maiden」は処女の意味で、なるほど「鉄の処女」という拷問器具は「アイアンメイデン」。転じて「初めての」といった意味もあるそうな。

 

そしてなんで初めての航海や初めての作品に「maiden」が使われるのかというと、ラテン語で船は女性名詞だから。同じくペンも女性名詞だから、初めての作品は「maiden work」というらしい。

 

まぁそんな難しいことはさておき、宗教上で「処女には神聖な力がある」なんて言われることもあるから、「処女航海」も「処女作」もなんだかありがたみがあるし、しっくりくる。一方の童貞は代表的な男性に対する揶揄の言葉として使われるわけだから、「童貞航海」も「童貞作」もなんだかバカバカしい。どちらも修飾する言葉が「処女」で本当によかったと思う。