fusachikoの日記

会社を辞めて、外国へ。

折りたたみ傘を持ち歩く人はダサい

傘が嫌いで、日本にいるときは折りたたみ傘なんて持ってもいなかった。

 

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今はむしろ折りたたみ傘しか持ってないから、ここ1カ月雨続きのシドニーで、折りたたみ傘の出番は必然的に増える。こっちで購入した、8ドルの赤い傘を見るたびに、高校生くらいの頃からずっと抱いている、「折りたたみ傘を持ち歩く人はダサい」という考えが頭をよぎる。

 

なんだか知らないけど、折りたたみ傘を持ち歩く人のことをダサいと思ってしまう。意中の相手がカバンに折りたたみ傘を忍ばせてることがわかった日には、「あぁ、折りたたみ傘を持ち歩くタイプの人なのか」と勝手にがっかりする。

 

デザインうんぬんの話ではなく、ダサさの原因は折りたたみ傘を持ち歩く理由だ。

 

確実に雨が降るであろうことがわかっているなら別にいい。どうしても濡らしてはいけない物を持っているから雨が降るかはわからないけど念のため折りたたみ傘を持ち歩く、みたいなケースに対しても特に何も思わない。「ふーん」だ。なぜならそこには必然性がある。

 

わたしがダサいと思うのは、「雨が降るかわからないけど、いつ降ってもいいように」という理由で折りたたみ傘を持ち歩く人だ。

 

カバンの中のそこそこの場所を折りたたみ傘で占めることになるわけで、最近では軽量のものもあるけど、それでもそれなりの重量もある。使うかどうかわからないそこそこの大きさのものを1日中カバンに入れて持ち歩いてまで、そこまでして雨に濡れたくないのか。降るかどうかもわからない雨に、そこまでして備える必要が果たしてあるのだろうか。たかが雨じゃないか。

 

そもそも雨が降ったら、そのときに対処法を考えればいい。多少の雨なら濡れたっていいし、濡れたくなければコンビニで傘を買うなりカフェで雨宿りをするなりすればいい。いざとなったらタクシーという手もある。

 

大げさな言い方になるけど、いつ降るかわからない雨に備えて折りたたみ傘を持ち歩く姿に、保守的な姿勢や柔軟性のなさを感じてしまう。惰性で持ち歩いてるとしか思えない。だからダサいし、なんとなく折りたたみ傘を持ち歩くタイプの人は仕事もできなさそうな気がしてしまう。

 

いったいなぜわたしは折りたたみ傘を持ち歩く人に対してこんな気持ちを抱くようになったのか。別に個人の勝手じゃないか、とツッコミを入れつつ、ダサいと思う気持ちが止められない。