「ありがとう」と「ごめんなさい」は忘れずに
職場に、どうも好きになれない人がいる。熱い気持ちを持っていることはわかるし、そこに同意はできるし、不器用だけど仕事に一生懸命なこともわかる。チャーミングなところも発見した。でも、どうも好きになれない。
なんでだろうなぁと考えていて、ようやくわかった。その人から「ありがとう」と「ごめんなさい」を言われたことがないからだ。
高速で原稿を仕上げたときにも、その人が課題だと言っていたことに対する施策案を出したときにも、「ありがとう」がない。仕事の納期が差し迫る中で突然の重ための修正を依頼されたときには「ごめんなさい」がなかったし、対応したあとも「ありがとう」がなかった。
心のうちはわからない。申し訳なく思ってくれているのかもしれないし、すごく感謝してくれているのかもしれない。でも、少なくともわたしには伝わっていない。
小学生の標語みたいだけど、あいさつと、ありがとうと、ごめんなさいは、どんなに偉くなろうとも、年上になろうと、絶対におろそかにしてはいけない。気をつけよう。