ミーティングの時間を守らない人は相手のことを舐めている
基本的にミーティングが好きではない。人数が多くなればなるほど、すでに知っている内容が共有されたり、自分には関係のない話を聞かなければならなかったり、どうしても無駄なことが多くなる。
中でも惰性でやっている定例ミーティングやダラダラした話し合いが本当に嫌いで、時には「わたし、このミーティングに参加する必要ないですよね?」と言って退席することもある。我ながら恐ろしく偉そうな物言いで書きながらぞっとするけど、無駄な会議に出て時間を浪費した上にストレスを溜めて態度が悪くなるよりかはずっといい。たぶん。
そんなんだから、終わりの時間を平気で無視して延長する人が許せない。しかもそういう人に限って開始時間通りに会議室にこない。平気で数分遅れてくる。これまた、許しがたい。そしてこういう態度の人は、上の人間に多い。
人を集めてミーティングをするということは、その人たちの業務時間を奪っているということ。もちろん話し合いが必要なことはあるし、時に遅刻したり長引いてしまったりすることがあるのもわかる。でも仮にミーティング相手が社長や取引先の人だった場合、少なくとも遅刻はしないはずだし、最初に何時まで時間をもらえるのかを確認するのではなかろうか。なのに、相手が部下になった瞬間に時間をないがしろにするのは、相手を舐めているとしか思えない。
相手が誰であろうと、時間通りに始めて時間通りに終わらせるのが、人に対する礼儀なはず。30歳になって初心を忘れがちな今こそ、時間を守るという当たり前のことを大切にしたい。
シドニーの「Wet'n'Wild」はやっぱり期待値を下回った
Wet'n'Wildに日曜日に行った。ウォータースライダーがあるウォーターテーマパークだ。
楽しかったけど、金額が異常に高い。チケットはシーズン終わりだったからグルーポンで40ドルだったけど、定価は79ドルだ。ディズニーランドくらいする。
たしかにスライダーは楽しかったけど、言ってしまえば、まぁ、こんなもんだよねっていう感想。サクサクいろんなスライダーを滑れればまた違った感想なのかもしれないけど、シーズンを外れている今の時期ですら、待ち時間は30分〜1時間。並ばずにいけるファストパスもあるけど、それを予約するのに20分くらい並ぶ。結局5時間で5本しか滑れなかった。
しかもサーフィンの疑似体験ができるアトラクションや、バラエティ番組の「世界の果てまで行ってQ」でウッチャンと宮川大輔と手越がやっていた3人で空をスイングするスカイコースターは別料金。
前に「期待値を下回るのはオーストラリアあるあるだ」って書いたけど、
まさに下回った。ある意味期待を裏切らないオーストラリア。
アフリカのフェスティバルはカラフルで明るい気持ちになる
シドニーの西部、Lidcombeの公園のAfricultures Festivalに行ってきた。アフリカ各国をバッググラウンドにもつ人たちが年に1回開催しているイベントだ。
圧巻だったのが、ステージでのパフォーマンス。やっぱり、音楽に乗る黒人はかっこいい。リズム感が桁違いで、パフォーマンスをしている人はもちろん、歌っている人に誘われて一緒に踊り始める一般の人にも惚れ惚れする。シドニーのフェスティバルには大抵ステージがあるけど、圧倒的に今日見たステージがかっこよかった。
会場には食べ物の屋台やカラフルな洋服やビーズで作られたアクセサリーを販売するお店がずらりと並んでいて、わたしは前に南アフリカに行ったときに買ったお気に入りのネックレスの色違いをゲット。これだけでも来たかいがあったってもんだ。
お店に並ぶ洋服や小物の色使いは、日本人のわたしには派手すぎるように思えるけど、黒人の黒い皮膚には驚くほどマッチする。原色のパキッとした色を身につけた黒人がたくさんいて、明るい色は見ているこっちの気持ちを明るくする。
モノトーンも好きだけど、わたしもたまには明るい色の服を着よう。
男女の友情は一方通行
男女間の友情は基本的に成立しないと思っている。わたしにとって友達でも、相手にとっては違うということが往々にしてあるからだ。逆もまたしかり。
つまり、男女間の友情は一方通行になりやすい。女性が男友達に友情を感じていても、相手があくまで女性を女として見ていたら、それは本当の意味で友情と言えるのか。主人公が恋愛相談をしていた仲良しの男友達が実は主人公のことが好きで……なんて少女漫画の定番シチュエーションはまさに一方通行。
もちろん、あるタイミングでお互いが100%友達として相手を見ていて、男女間であっても友情が成立するケースはあるだろう。だけど、人の気持ちは変わる。長く友達として接してきたのに、何かのはずみで友情が恋心に変わるなんていうのはよくあることだ。「いまさら男(女)として見れないよ〜」というセリフは鵜呑みにしない方がいい。
男と女は、どこまでいっても男と女。だからこそ張り合いがあって楽しいけれど、さみしかったりわずらわしかったりする瞬間もある。
仕事がたくさんある幸せ
長期で出張に行っていたボスが帰ってきた。出張先で受注した案件やら今後生じる仕事のあれこれに関する仕事を依頼されて、少し忙しくなった。それがすごくうれしい。
どんなに定時に帰れようと、仕事に余裕があろうと、わたしにとって大事なのは仕事の充実だ。仕事がおもしろくない中で定時に帰れてもたいした意味はない。
仕事が充実していて、業務量もそれなりにあって、それで残業せずに仕事を切り上げられるのが理想。少なくとも、たくさんある仕事をどう処理するかを工夫することがやりがいにつながる。
自分にとって心地よい働き方が見えてきたのは、仕事を辞めて外国に来てみて一番よかったことかもしれない。
オーストラリアあるある「期待値を下回る」
今日は世界最大級のLGBTイベント「Mardi Gras」の最終日で、目玉イベントのパレードがあった。グーグルマップもレインボーカラー。そのくらい大規模なパレードだ。
今回も男性器を猫耳に見立てたカチューシャをしている男性とか、こぼれんばかりのおっぱいをゆさゆさと見せつけてる男性だか女性だかよく分からない人とか、派手なブリーフ一丁のおじさんとか、観客は思い思いの格好で沿道に集まっていた。みんな明るく楽しそうで、前にブログに書いた通り、本当に素晴らしいと思う。
ただ、このパレードに関しては、「期待していたほどではないかな」というのが正直な感想。パフォーマンスがあると聞いていて、たしかにあったけど、そんなに完成度が高いわけではないし、ちょっとだらっとしているというか。パレードよりも、沿道にいる人たちを見ている方がよっぽどおもしろかった。
こういう「思ってたよりも、うーん……」というのは、オーストラリアあるあるだったりする。おもしろそうだなと思って行った展示会やイベントで、「え?」と思うことは少なくない。前に取材したオーストラリアで活動している日本人俳優が「この国は、あまりエンターテインメントやアートのレベルが高くない」と言っていたのを、最近身をもって感じている。
「ありがとう」と「ごめんなさい」は忘れずに
職場に、どうも好きになれない人がいる。熱い気持ちを持っていることはわかるし、そこに同意はできるし、不器用だけど仕事に一生懸命なこともわかる。チャーミングなところも発見した。でも、どうも好きになれない。
なんでだろうなぁと考えていて、ようやくわかった。その人から「ありがとう」と「ごめんなさい」を言われたことがないからだ。
高速で原稿を仕上げたときにも、その人が課題だと言っていたことに対する施策案を出したときにも、「ありがとう」がない。仕事の納期が差し迫る中で突然の重ための修正を依頼されたときには「ごめんなさい」がなかったし、対応したあとも「ありがとう」がなかった。
心のうちはわからない。申し訳なく思ってくれているのかもしれないし、すごく感謝してくれているのかもしれない。でも、少なくともわたしには伝わっていない。
小学生の標語みたいだけど、あいさつと、ありがとうと、ごめんなさいは、どんなに偉くなろうとも、年上になろうと、絶対におろそかにしてはいけない。気をつけよう。